自然も食も豊かな土地で暮らしながら働く

別海町スマートオフィス

別海町スマートオフィスは、北海道野付郡「別海町」生乳生産量が日本一の町にあります。2015年12月中旬までは、廃校となっていた光進小中学校内にオフィスを構えていました。
別海町スマートオフィスは、北海道野付郡「別海町」生乳生産量が日本一の町にあります。2015年12月中旬までは、廃校となっていた光進小中学校内にオフィスを構えていました。

地元密着型のサテライトオフィスでビジネスを生み出す

「別海町は豊かな場所だ」と語るのは、この地に移住してスマートオフィスで働く廣田さん。北海道ならではの雄大な自然や、町のメイン産業である酪農、しかも海にも面しているため漁業もある、別海町は環境も食も豊かな土地というだけではありません。実はビジネス面でも豊かな土地。一次産業で成り立っている土地だからこそ、地域特有の課題を地元の方それぞれが抱えています。また、課題解決策の一つとしてハローワークで求人を行うことは常ではありません。知り合いのつてで人を探す、仕事を探すということもよく行われています。埋もれた課題が多く眠る別海町に、ITという武器を持ち移住したのが廣田さんです。別海町は酪農の町でITとは縁遠い地域でしたが、IT化を前に進めたいと思う酪農家がいました。廣田さんは、彼らと協業すれば酪農も含め地域のIT化が進むと予感したそうです。移住し懐に飛び込み、別海町の方々に仲間として受け入れていただきました。別海町に今までにないITという武器を持っているからこそ、そして廣田さんの人柄があるからこそ、地元の方が手元に抱えていた様々な課題の相談があり、ビジネスとしてそれらに参画しています。

また、何でもある東京とは違い、何もない別海町に魅力を感じた廣田さん。何もないところから作り出せるうえに人に魅力がある。ITを使えば便利になると理解できれば導入に抵抗がない地元の方の柔軟性にも魅力を感じ、この地での仕事にやりがいを感じています。

「そのうち農場経営したりして」と笑って話す廣田さんは、自然も食も豊かな別海町でリフレッシュしたエネルギーの下、仕事も生き生きと行っています。

開設の経緯

光進小中学校は、「テレワークセンター」と呼ばれ、2015年12月中旬までは、そのテレワークセンターの一角にデスクが配置されていました。仕事中にふと窓の外のを見ると北海道ならではの雄大な自然風景を目にしながら勤務できる環境です。廣田さんは、関東から単身で移住しこのスマートオフィスで働いています。そもそも廣田さんと別海町の出会いはダンクソフトのサテライトオフィス実証実験。そこに同行し、地元の方と触れ合ったことがきっかけです。そして何よりも、地元の方がUターンやIターン、そして移住者に対し拒絶することなく受け入れてくれる体制が別海町で働くことを後押ししてくれたと語ります。ITが進んでいなかった地方を推進し、地方でのIT使用が促進されることを目的として、パワフルに別海町で働いています。